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鍼灸師と柔整師のための鍼灸と整体の実践セミナー Seminar for Acupuncturist and Judo therapist

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活法 基礎☆腰痛編 KAPPO/BASIC(Low back pain)

 

活法入門に最適な腰痛をテーマとした2日間

腰痛を改善させる基礎的なテクニックを学びます。患者さんが仰臥位の状態で使えるテクニックを中心に構成しています。この基本をマスターするだけでも多くの腰痛に対応することができます。続編に相当する腰背編(応用セミナー)まで学ぶと、腰背部のトラブル全般に対応できるようになります。

対象

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師

 

魅力

他のテクニックと決定的に違うのは、腰の動きに注目しているところです。痛みをごまかすのではなく、関連筋肉の調整により腰部にまつわる連動性を回復させます。その結果、「動くと痛い」から「動いても痛くない」に導けます。

腰痛とは無関係に見える技の裏には、活法の奥義が巧妙に仕掛けられています。軽いタッチで調整できる安全な手技です。

 

学べるテクニック

膝裏の拘縮とり

腰痛治療の入口として重要な意味を持ちます。膝裏と腰部の連動を利用した手法です。遠隔からのアプローチで安心感を与え、連動を利用した変化は意外性を演出できます。

腹斜筋・腹直筋の導引

上肢を利用した内腹斜筋・外腹斜筋の調整と腹直筋の調整です。上肢の捻りを利用し腹部の側面を調整することができます。人体を螺旋(らせん)状に操ることで、効率的かつ安全に筋肉の緊張を和らげることができます。

梨状筋の導引

大臀筋の奧に隠れている梨状筋は腰部の動きに広く関わっています。仮に仙腸関節や腰椎付近に痛みがあったとしても、梨状筋の働きを回復させると痛みが軽減します。梨状筋を腰部の連動の要として考えています。

腰椎の回旋導引

骨盤と腰椎は密接に関わり合っています。脚から腰部を連動させることによって、腰椎の可動性を改善させ、かつ腰から下のバランスを取ることができます。

大腰筋の導引

腰椎と大腿をつなぐ大腰筋は腰痛の原因となりますが、触れることができない筋肉です。したがって直接的な刺激ができません。しかし、連動を利用すると大腰筋へのアプローチが可能になります。

カエル泳ぎ

腰痛の大きな原因を取り除いた後に残ってしまう痛み。そんな痛みに対応できるのが「カエル泳ぎ」です。発痛点を中心とした動きをつくることで痛みが軽減します。名前の通り、カエルが泳ぐ姿に似ています。

関元の透し

腰痛がある時、下腹部に異常が現れます。腹圧が不安定となり腰部が安定しません。下腹部から腰部に向かって透すように圧を加えることで腰部のバランスを最適化します。

仙腸関節の反射

腰痛には仙腸関節から生じるものも少なくありません。このテクニックは仙腸関節にソフトな刺激を加えだけで痛みを軽減させることができます。仕上げの一手として重宝します。

 

スケジュール

1日目

10:30 開場・受付開始

11:00 講師挨拶と自己紹介

11:30 理論解説

12:30 昼休み

13:30 デモンストレーション&実技練習

17:00 終了 ※1

~ 休憩 ~

17:30 課外活動 ※2

19:00 解散

※1)17:00までは必ずご参加ください(途中退席した場合は修了証が発行できません)。

※2)セミナー本編には収まりきらない臨床のこぼれ話や、目標や悩みを共有できるリアル交流会です。参加は無料で飲食は自由です。

2日目

9:00 開場

9:30 デモンストレーション&実技練習

12:30 昼休み

13:30 デモンストレーション&実技練習

16:50 片付け

17:00 修了式

17:30 解散

※17:30までは必ずご参加ください(途中退席した場合は修了証が発行できません)。

 

2021年の日程

6/20-21 活法 基礎☆腰痛編

全セミナーの日程についてはコチラをご覧下さい。

 

受講料

会員 93,000円 非会員 98,000円
(再受講 会員 12,000円 非会員 98,000円)

持ち物

・動きやすいように伸び縮みする服装(ジャージなど)

 

受講するには

はじめて受講する方へ

受講者の声

セミナーの様子

 

受講者の声

活法のセミナーを初めて受講しました(東京都・岡本優二)

新たな身体技法を身に付けようと意気込んで、活法のセミナーを初めて受講しました。今まで知ることのなかった、身体の扱い方(導引、透し、置き直し)もそうですが、患者さんと共に作り上げる手法であること、術者の言葉選び、態度、雰囲気に至るまでを含めて、活法の技法だという内容が興味深かったです。

 

鍼を使わずに腰痛の治療ができることは自分の中で強みとなりました(千葉県・石井佑)

鍼を使わずに腰痛の治療ができることは自分の中で強みとなりました。技のみならず、患者さんとの触れ合い方、声のかけ方、置き直し、環の目など、術者として大切なことも再度確認でき、濃密な2日間でした。