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鍼灸師と柔整師のための鍼灸と整体の実践セミナー Seminar for Acupuncturist and Judo therapist

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活法 入門☆理論実践編 KAPPO/Introductory seminar

活法セミナーの風景

活法入門の1日集中セミナー

「活法とは何か」が分かり、その日から使える実践的な内容です。活法をするのに大きな力は必要ありません。むしろ非力な女性こそ使ってほしいテクニックです。もちろん武術経験も全く必要ありません。セミナーは実践中心。デモンストレーションで丁寧にテクニックの詳細とコツを紹介した後、すぐに受講者同士で実践的なトレーニングをします。基礎セミナー・応用セミナーを修了した後でも役立つ充実の内容です。

 

対象

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師 ※学生可

 

魅力

あん摩マッサージ指圧や一般的な整体では困難な「動き」を扱うことができるようになります。学校では絶対に教えてくれない動きを扱うメソッドがあります。

活法では「人体は常に動いている」という前提で施術を行います。その感覚に触れた瞬間にこれまでの常識が崩れ去ります。そして、目の前に大きな可能性が見えてきます。従来の鍼灸や整体に限界を感じている人も、活法が突破口になってくれるでしょう。

また、活法は整動鍼を扱う上でポイントになる体術のトレーニングにも最適です。触れ方、間合い、タイミングなどの重要なポイントを活法が示してくれます。

 

テーマ

活法の原理や効果を体感できるように、さまざまなバリエーションを用意しました。活法の幅広さ奥深さを体感することができます。

 

テクニック

作法編

置き直し

一般的な徒手療法では、患者さんは施術を受ける存在です。受け身であることが前提です。しかし、活法は違います。患者さんを治療に参加させ、患者さん自身から治癒力を最大限に引き出す総合療術です。したがって、施術においてはまず患者さんを主役にすることが大切です。この手法を使えば、ほんの数秒で患者さんの意識は変わります。すべての技の前置きとなる重要な作法がこの「置き直し」です。

間合い

施術では動きやすい距離感があります。動く身体を対象とする活法では、術者の動きやすさだけでなく、相手(患者さん)の動きやすさも大事です。この距離感は物理的なものばかりではありません。相手との関係においても異なります。肉体的に最適な距離感と合わせて精神的な距離感を合わせていく必要性を、実際の手技の中で感じることができます。

誘導

治る力は患者さんの中にしかありません。ですから、治療とは患者さんをよい方向に導くことに他なりません。治癒力が引き出される方向に導いていくのが誘導です。つまり、誘導とは治癒力を誘発することです。相手に誘導を悟られた瞬間に誘導ではなくなってしまいます。技法の裏には反発を生まない身体操作が隠れています。

掬(すく)いの手

「掬い」は「救い」に通じます。掬いの手とは、文字通り患者さんの体を掬うように扱うことです。掬われた側は抵抗を忘れ、いつの間にか身を任せてしまいます。施術の善し悪しは手先の器用さが決めるものではありません。いかに相手から緊張感を取り除き、素直な反応を引き出せるかで決まります。

言葉の先行

施術において絶大な効果を発揮するのが言葉の先行です。患者さんは不安の中にいます。加えて、これから何をされるのか、何を要求されるのかわからない環境に置かれています。施術中の患者さんの1秒先には不安あるのです。それを取り除くのが言葉です。

上半身編

肘の空気抜き(肘の調整)

関節と筋肉の性質を利用したこの技で古武術の叡智を堪能できます。関節は特定方向に締められると、それに対応した筋肉が緩んでバランスを取ろうとします。関節を捻って詰めることで起こる現象を楽しんでください。

肩甲骨返し(肩甲骨の調整)

肩関節と肩甲骨の連動を再構築する技術です。筋肉や関節は単独ではなく連動しながら働いています。この連動を回復させることができるのも活法の魅力です。肩甲骨を誘導することで上肢の機能を回復させます。ほんの数秒の操作だけで動きのパターンが変わってしまいます。

突き引き

上肢の疲労を数分で回復させる技術です。また、頚椎由来の痺れに対しても、遠隔からの安全な調整になります。関節を極め(固め)ながら動かす手法は、まさに活法。シンプルな手法の中に古武術の叡智がいくつも隠れています。

下半身編

膝の空気抜き(膝の調整)
一瞬の出来事に、見ている者は驚きを隠せないでしょう。膝関節にある仕掛けをするだけで、可動域は簡単に広がります。難しい操作は全くありません。これは、膝関節の性質を知っているか知らないかだけの差です。

腓腹筋の導引(下腿の調整)

筋肉連動系を積極的に回復させる「導引」というテクニックです。収縮弛緩する筋肉の性質を利用して、こわばった筋肉を揉んだりすることなく緩めることができます。相手(患者さん)の力を利用するだけなので、女性でも使いやすい筋肉調整術です。

揺り戻し(腰椎の調整)

腰の回旋可動域を改善させるテクニックですが、注目すべきは効果ばかりではありません。この中に活法の全てが凝縮されていると言ってもいいでしょう。活法とは何かを知る意味で極めて重要な技と言えます。

 

活法セミナー風景

スケジュール

10:30 開場・受付開始

11:00 講師挨拶と自己紹介

11:30 理論編

12:30 昼休み

13:30 実践トレーニング(作法編)

14:00 実践トレーニング(上半身編)

15:45 実践トレーニング(下半身編)

17:30 片付け

17:40 修了式

18:00 解散

※必ず最後までご参加ください(途中退席した場合は修了証が発行できません)。

 

 

受講料

◎非会員:45,000円

◎会員:40,000円(再受講 10,000円)

 

持ち物

・動きやすいように伸び縮みする服装(ジャージなど)

 

受講の前に

はじめて受講する方へ

受講者の声

セミナーの様子

 

受講者の声

入門編でしたが臨床に即使える内容(神奈川県・蔵方三喜)

 
整動鍼の大元となった手法で身体の動きを変えることができるとのことで、整動鍼を学ぶ上でも発想の展開が広がる内容でした。入門編でしたが、臨床に即使える内容であり、さらに短時間で即効性があるので施術時間を短縮できたり、とりきれなかった症状にプラスアルファの施術としてもよいと思えました。今後も、もっと深く学んでいきたいと思います!
 
 

作法や体の使い方が学べ、すぐに臨床に生かせる(香川県・石井裕基)

 
初の活法を受けてみて思ったことは、DVDだけでは使いこなせないこと(実際に正解を受けないと、合っているのかどうかや感覚の部分でわからないことだらけ)整動鍼を組み合わせると、相乗効果でもっと患者さんが喜んでくださる結果につながりそうだということです。
体の使い方や手順が違うと、効果も全然違ったものになるので復習して使いこなせるようにがんばりたいと思います。
また、個人的に楽しみだった作法や体の使い方が学べ、すぐに臨床に生かせるので、とてもためになりました。