遠位の穴から効かせるのが鍼灸の理想だと思い、症状に近い場所の穴を後回しにしやすかった。しかし、近位の穴の作用(メカニズム)を理解することで、まぐれでもなく近位からも遠位穴でも症状を改善することができるようになったと思う。施術の応用方法が広がったと思う。

まさに「かゆいところに手が届く」「ソツがない」そして「微に入り細を穿つ」ような、素晴らしい内容でした。兄の五十肩が、カポスさんのおかげですっかり良くなったことが分かりました。今でももう一つ良くならない患者さんに向けて明日以降の臨床に生かしていきたいと思います。

患者さんの取り切れていなかった症状「これ欲しかった!!!」というツボがいくつもあって、お宝の山を「ホフホフ」して持って帰る気分です。

今までのセミナーの中であれだけ出てきているツボも連動も、更にまだこんなに出るなんて、栗原先生が日々の臨床を妥協せずにしている証だなと思いました。その姿勢を今回、とても感じて、私もやること、考えることがまだまだあると思いました。今回もありがとうございました。

今回の臨床編は過去にやったことと多く繋がり、今までの内容や意味をより深く理解できるような内容のセミナーだったと思います。また、本当に今まで困って悩んでいたところにドンピシャでかゆいところに手が届く内容だったので、ずっと気持ちが上がりっぱなしになりました。もう今からでも臨床に行きたい気持ちです。

これまで積み重ねてきた石垣の隙間にまんべんなくコンクリートが行きわたることで、より強固な臨床の土台ができたような印象です。「あとちょっと」という表面的には見えにくい課題の多くを解決へと導いてくれるであろう、素晴らしい内容でした。今回もありがとうございました。

痛みの強い患者は眠れず、精神的にも肉体的にも疲労して、絶望の淵にいる。その状態から変化を出して、改善への道のりを示せることは患者にとって大きな安心となる。決して簡単ではない五十肩の治療に圧倒的な成果を出す施術法を教えて頂き、心から嬉しく思います。

「鍼の効能はプラセボ」だの「○○鍼が一番得意です」と豪語する人が多い中で、ここまで真摯に鍼と向き合って教えて下さるセミナーはそうそうないと思います。鍼は人の身体に即時に良い影響をおよぼくことができる貴重な技術なのだと感じているので、これからもしっかり学ばせて頂こうと思っています。

双連動の仕組みが面白く、従来学んできた理論を遥かに超えた実用性を感じました。特にめまいのタイプ別に脊柱を触診し、かかとという局所から離れた場所からツボを探して、正確に刺入すると、変化が起きるという内容に驚きつつも施術の幅が拡がることができ感動しています。また、脊柱のツボに刺鍼するとかかとに作用する点も連動がいかに人体において大事な役割を担っているか知ることができました。

脊柱編ではそれぞれの脊柱に対応した24個のツボがあり、覚えるのや取穴が大変でした。その脊柱の高さによって使うツボが変化してくるため、脊柱の取穴が間違っていると結果は全く違うところに効果が出てしまうため、整動鍼は改めて取穴が命だなと思いました。脊柱は人の成り立ちをたどっていくと、一番の根本になっていて、手を動かすにしろ足を動かすにしろ、脊柱の動きが大切になっていると理解できました。これからは勉強会にも出られるので、取穴の練習を頑張ります。

もうすでに帰ってからの患者さんの顔が浮かんでます。これで苦手だった症状、あと一つだった症状が飛躍的に改善できる予感でいっぱいです。前触れ通り、すぐに使いたくなるような「超実践型」のセミナーでした。