これから整動鍼を勉強しようと思っている人へ
どこから受けたらよいのか
代表の栗原です。
整動鍼が夜に出てから10年が経ちました。受講者さんが年々増えてきて、同時にカリキュラムも充実してきました。そのいっぽうで、何から受けてよいのかわからなないという声も増えてきました。
今回は、整動鍼を勉強してみたいけれど何を受けたらよいのか迷っている方のために、整動鍼のカリキュラムをつくった私がおすすめを解説してみます。
まずは、カリキュラム全体をご覧ください。
初心者マークが付いているものが、はじめてでも受講できるものです。精粋1編、基礎3編、やわらみ1編とあり、ぜんぶで5つの入口を用意しています。どこから始めても面白くつくってありますが、それぞれに特徴がありますので、一つひとつ解説していきます。
精粋(刺鍼即応編)
鍼の即効性と、連動の法則性を理解して現場で使うことができます。首こりや腰痛に潜んでいる連動を明らかにしながら、実践的なトレーニングをします。整動鍼の基礎をしっかり学んでみたい方におすすめです。基礎、応用、臨床と進んで行く場合には、この編で養った技術が柱となります。(詳しくはコチラ)
基礎
3つのテーマがあり、それぞれに明確なテーマがあります。
脊柱編は、脊椎一つひとつを手足のツボから整える方法を学びます。人体の軸の基本である脊柱を整えることで、全身の滑らかな動きを取り戻していきます。整動鍼がもっとも大切にしている脊柱がテーマです。整動鍼独自の視点がたっぷりと詰まった内容です。(詳しくはコチラ)
四肢編は、上肢や下肢に生じる問題を脊柱の問題と絡めて解決していきます。臨床でよく出会う症状を盛り込んでいます。肩関節や股関節など、体幹と四肢をつなぐポイントを滑らかにしていきます。臨床で使いやすい実践的な要素を詰め込んだ内容です。(詳しくはコチラ)
腹背編は、内臓と筋肉の関係がテーマです。従来のツボが具体的にどこに作用しているのか観察していきます。胃腸のトラブルなど、内臓機能に関わる不調にアプローチします。東洋医学を尊重しながらも、整動という新しい視点からツボの可能性を引き出します。(詳しくはコチラ)
やわらみ
整動鍼の疲労回復効果に着眼してまとめました。整動鍼の全編の中から、疲労回復によいと思われるツボを集結させています。とりあえず、整動鍼はどんな鍼治療なのか、その全体像をつかみたい人に向いています。整動鍼の理論を深く理解することより、現場ですぐに役立つことを優先しました。紹介するツボも比較的やさしく取れるものを選んでいます。どんな患者さんにも使える内容なので、コストパフォーマンスは高いと思います。(詳しくはコチラ)
整動鍼はどんなことができるの?
私が説明するよりも実際の症例をご覧いただく方が早いので『ツボネット』をご覧ください。こちらには整動鍼の症例を積み上げています。
最後に
整動鍼は10年で10編とカリキュラムが充実しました。そのいっぽうで全体を受けるには、時間もコストもかかるという状況になりました。この全カリキュラムは3〜5年をかけて学んでいただくことを想定しています。精粋、基礎、やわらみ、どこから始めたとしても、確実に引き出しは増えます。現在お持ちの技術の中に取り入れて使うことができます。とはいえ、最初の一歩はとても勇気がいることだと思います。
当会のセミナーには、学生からベテランまで学びに来ています。これまでにない視点から学ぶので、学生もベテランも関係ありません。取り上げるテーマに対して必要な知識をその場で取り上げますので予習は必要ありません。誰でも新鮮な気持ちで学べる環境と雰囲気があります。
ご参加お待ちしています。
2024年4月21日カテゴリー:セミナー案内