プロのライフセーバー西山さん、世界選手権に出発!
整動協会・活法研究部の秋澤です。
先日(11/14・水)、協会でスポンサー契約をしているプロのライフセーバーをしている西山俊さんがはりきゅうルームカポスに治療にいらっしゃいました。ちなみに「はりきゅうルームカポス」は鍼灸院の名前で、秋澤はそこで院長をしています。
(日本選手権での報告と治療を受けにいらした時の写真)
写真から分かる通り、頭の先からつま先まで「さわやかイケメンオーラ」が溢れ出ていて、それでいて謙虚で気さくという、スーパーな方です。実物は写真の1.5倍さわやかイケメンオーラが満ちています。とりあえず会ったらファンになると思います!たくさん接している私はかなりのファンです。
今回は来週(11/21〜)に迫った世界選手権のための調整でいらっしゃいました。毎年この大会を目標にしているほどの大きな大会です。この世界選手権は日本代表として5日間、クラブ代表として7日間、合計12日間の戦いになる超ハードスケジュールです。しかも大会があるだけでなく、毎日レースで泳ぐことになるので正真正銘過酷な戦いです。
私ができることは、万全の状態でレースを迎えるように施術する。さらに体を動きやすくすることで、長期間のレースでの負担を減らして、いい状態が長く続くように施術することです。
今回は脚の張りと肩の可動域の2つの症状
ライフセービングは海やプールの競技があり、その種目数は30種類ぐらいあるようです。その中でも、太ももを酷使するのはプール競技です。ライフセービングのプール競技の場合、フィンをつけてスピードを競いあっていくのですが、水の抵抗がフィンを通じて脚(特に太もも)にダイレクトにくるためかなり負担がかかってきます。
(西山さんのFacebookの写真より。かなりフィンが大きいのがわかると思います。)
鍼で、膝回りのツボと足にあるツボを使い、「本人もいい感じです!」と納得の表情。
次は肩の可動域です。
ライフセービングの場合、肩はスイム全般に使いますが、ボードと呼ばれるカヌーのようなボードに正座で乗って前かがみで水を掻くという特殊な動きがあります。また、プール競技でもできるだけ腕を大きく遠くに伸ばし、たくさん水を掻くことでスピードをあげていくため肩甲骨周りに負担がかかってしまいます。
(正座したままサーフィンのパドルするイメージです。このほか、両手で水を掻くこともしてスピードを出します。)
肩の話に戻ります。西山さんに自覚を聞くと「肩をあげる時、三角筋であげちゃうんですよね。なのでたくさん泳ぐと疲れちゃうんです」。さすがはプロ。自己分析もしっかりしています。
筋肉を使わないようにサポートして可動域を調べていくと、全然上がりません!
前から腕を上げる可動域も真上まであがりませんが、横からが特に上がらなくて可動域100度ぐらいでロックしてしまいます。
姿勢と関係ある背中のツボを緩めると肩の可動域が130度ぐらいに上がってきます。そして肩甲骨の動きをサポートする背中の下部を緩めると腕はすっと真上に上がるように。
肩を上げたり回しててもらっても「三角筋使わなくても上げられます!」とぐるぐる回しています。
ここからさらに、もうひと仕上げ。活法の技で腕から背中の連動性を出せるように「外腹斜筋の導引」、股関節のつまりを取って腰や脚の負担を減らすように「骨盤はがし」を使って終了。
「頑張ってきます!」と最後もさわやかな笑顔とともに去って行きました。
西山さんには怪我なく、そして思いっきり世界選手権で暴れてきてほしいです。
頑張ってください!
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