スポンサー契約の西山俊選手(ライフセーバー)世界新を出す!
世界新・日本新で優勝!
代表の栗原誠です。
本日は、嬉しい報告、自慢できる報告です。
今回紹介する西山選手は、整動協会と契約しているアスリートです。彼は本当にスゴイ!
ライフセービングの世界で記録を打ち立てている、日本ナンバーワンの選手です。先月の大会では、日本新、世界新を出す目覚ましい活躍を見せています。結果に衝撃を受けました。
お見事!!!
こちらがその時の結果です。
大会名 | 第31回 全日本ライフセービング・プール競技選手権大会 |
開催日 | 2018年5月19日~20日 |
開催場所 | 横浜国際プール(神奈川県) |
個人種目
・100mマネキントゥ・ウィズフィン
優勝 53秒68(日本新・マスターズ世界新)
・100mマネキンキャリー・ウィズフィン
優勝 48秒83
団体種目
・4×25m マネキンリレー
優勝 1分11秒30(日本新)
・4×50mメドレーリレー
優勝 1分34秒77
・4×50m障害リレー
準優勝 1分44秒17
西山選手のレポート
11月に行われる世界選手権、日本代表選手への選考のひとつとなる今大会。あくまでピークは11月に合わせるため完璧なコンディションではなかったにせよ、選考されるためには“レースに勝つ”ことが必須となる大会でした。
2月のイタリア遠征から体調を崩し、2・3月に満足にトレーニングができずベースを作れなかった中でのレースでしたが、その中でもなんとか自身の記録を上回ることができ、年間を通じた長い目で見ると成長傾向にあるのかなと感じました。
各レースのラップタイムを見ると、前半が1秒以上目標より遅かったので、ベース不足による自身のなさが現れたのだと思います。
これからまたしっかりトレーニングを積みここを改善することができれば、世界でも十分戦えるレベルにたどり着けるので、1からトレーニングし直しです!
強さの秘訣
西山選手に強さに秘訣を尋ねてみました。すると興味深い話を聞くことができました。西山選手はもともと水泳をやっていて大学の水泳部に入部。しかし練習に付いていくことできず1週間で辞めてしまったというのです。
ライフセービングは水の中の種目ですから、水泳が得意で水泳部でも目立つ存在だったと思い込んでいたので、この事実に衝撃を受けました。
分けがわからなかったので、詳しく聞いてみました。
栗原 「水泳とライフセービングはかなり関係が深いですよね?」
西山 「はい、そうです。」
栗原 「不思議の思うのですが、水泳で力を伸ばせなかったのに、なぜライフセービングで日本一になれたのでしょうか?」
西山 「水泳は自分のためですが、ライフセービングは人のため。だから力が出せるんです!」
テクニックの話が返ってくるかと思っていたので、驚きました。
ライフセービングの目的は人の命を救うことです。大会で記録を競うとはいえ、原点となる精神は人命救助です。西山選手に力を与えているのは、目的意識だったのです。
西山選手は、自分のためにはがんばれないけれど、人のためならがんばれる。そういうアスリートなのです。まさにライフセーバーのために生まれてきた男だと思いました。
話をしていて心が震えました。目的意識はチカラを引き出すことを記録で証明している西山選手。カッコよすぎて、何も言えません。
西山選手は常に世界を見てトレーニングしています。そのために私もしっかりお手伝いをします。
西山選手のケア
月に1度は、整動鍼と活法を受けて身心のケアを行っている西山選手。もともと武術の裏技として生まれた活法、そして、その活法がヒントになり生まれた整動鍼。アスリートに効かないはずがありません。
「動きを整える」ことは、まさに整動協会が得意としているテーマです。忘れてはいけないのが心の問題。メンタルケアも得意としています。なぜなら、呼吸も動きの一つだからです。呼吸が深くゆったりできるようになると、心が安定します。
この日は、大会の疲労を取るのが目的でした。肉体にも精神にも大きなストレスがかかった2日間。動きをチェックしながら、疲労の強いところを確認します。特別なことはしていません。一般の人と全く同じやり方です。
筋肉や関節に触れながら、筋肉のこわばりや動きが悪いところをチェックします。
この日は全身の筋肉のバランスが整うように鍼をしました。痛みや疲労が蓄積している時は、筋肉の引っ張り合う力のバランスが崩れていて、動きにくくなっているのです。気になる所に鍼をするのではなく、調和をとるために鍼をします。
もう一度、気になっていた動きをやって頂き、変化を確認します。もし、変化が分からない時は、動きの分析を見直し、違うツボを試します。この時は、すぐにうまく行き、3本くらいの鍼で気になる疲労が緩和されました。もちろん、休養も大事です。
アスリートは、言ってみれば身体に過度な負荷をかけるのが仕事です。ダメージを少しでも早く回復させ、疲労のない体で練習することが、パフォーマンスを上げるためには大事です。
私たちの技術は、全国各地で多くのアスリートのケアで利用され始めています。日本中のアスリートが元気になれるよう、技術開発と技術研磨をこれから続けていきます。
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