【活法 骨盤編 5/9-10】1.床とベッドで二度美味しい!
こんにちは!活法ラボ新入社員の川﨑です。
5/9-10の2日間で活法の基礎・骨盤編が開催されました。
今回は前編と後編2回に分けてセミナーレポートをお届けします。
私も受講者の皆さんと一緒に練習をしてきたので、本日は前編としてセミナーの様子をお伝えします。
セミナーの始まりは恒例の自己紹介から!
出身やセミナー参加のきっかけ、最近あった良かったことをみんなで共有し、一緒に練習する仲間のことを知るための大切な時間です。
自己紹介を終えたら、早速理論の解説へと入っていきます。
活法の技を学ぶ前に導入として、人間の体に共通する基本的な特性と体の使い方を、実演しながら説明していきます。活法はこれらの身体の特性を技に取り込み、患者さんと施術者が双方向で協力して行います。そのため、術者自身が体を上手に使えるようになることが、技の上達の鍵を握ります。
体の使い方を学んだ後は、いよいよ技の説明へ移ります。
床とベッドで二度美味しい!
活法はもともと戦国時代に負傷したした人を助けるためにのものでした。戦場にはもちろんベッドがないので、活法の技は基本的に床(地面)で行うことが想定されています。
そのため、活法のセミナーの際には会場にマットを用意し、技の説明を行います。整動鍼のセミナーでは見られない光景なので、初めて参加した時はなんだか不思議な気持ちでした。
現代ではほとんどの鍼灸院にベッドがあるため、より臨床的な練習をするために、セミナー会場にはベッドも用意してあります。デモンストレーションは床とベッド両方で行い、もちろん練習も両方でできます。
同じ技でも、床とベッドでは感覚が全く違います。両方で練習することで、その場に合った体の使い方を考えながら練習できるので、技を習得しながら体の使い方も上達していきます。
一見簡単そうな技が多いのですが、いざやってみるとすごく難しい…
頭で考えすぎてしまうと、身体に余計な力が入ってしまったり、視野を広く持てなくなってしまうので、体が無意識に動くようになるまで繰り返し練習していきます。
カメラ目線ありがとうございます!
実技の練習では、実際に講師栗原の技を受けることができるので、講師の技と自分たちの技の違いを感じることができます。
なぜその感覚の違いが生まれてしまうのかをペアの方と一緒に考え、体の動かし方を工夫していくので、意識しなくても深いコミュニケーションが取れてしまうのです。今回は少人数での開催ということもあり、気が付けばみんな仲良く、終始温かい雰囲気で練習できました。恐るべし活法マジック。
12の技を学び、2日間の全行程が終了しました。
限られた時間の中で完璧に技を身につけるのはなかなか難しいので、見つけた課題はそれぞれの地元に帰った後に公認勉強会などで練習します。同じ目標を持つ仲間と出会い、勉強できるのが活法・整動鍼セミナーの魅力的なところだと私は思います。
修了証をもらい、
お気に入りの技に投票をして、2日間の活法基礎・骨盤編のセミナーは無事終了です。
今回はセミナーの様子をお届けいたしました。
少しでも会場の雰囲気が伝わっていたら嬉しいです。
明日の後編では、理論解説の冒頭に行った「体の使い方」の説明について、深く掘り下げてお届けします。整動鍼の学びや日頃の臨床に活きる内容となっていますので、ぜひご覧ください。