【整動鍼 連動思考編 6/7-8】
3/22の「整動鍼 入門☆理論実践編」以来、2ヶ月半ぶりのセミナー開催となりました。
受講定員の削減、会場の換気、マスク着用などでリスクに対処しての開催です。代表栗原もマスクをしての講義・実技のデモンストレーションで息切れぎみでしたが、なんとか2日間を走りきりました。
オンラインの受講者が会場受講の2倍以上にのぼった今回、ネット上でも活発な質問が出され、主体的に学ぼうとする意欲がビシビシと伝わってきました。
整動鍼にも、学校で習うようないわゆる「普通の鍼治療」と同じように、たくさんのツボが登場します。独自に設定したもの、一般的なツボと共通しているもの、名前は同じでも定義が異なるもの、などなど、無数のツボと出会い、仲良くならなければならいのは学生時代と同じです。
しかし、ツボを覚えただけではまだ学習の入り口に立ったにすぎません。はじめのうちは「○○の症状に効くツボ」を覚えて、お手本どおり鍼をしていくことも大切ですが、患者さんの身体の状態から症状がどこから来ているかを考え、どう対処するかを自分で考えることがとても大切です。
そうして思考を経て割り出したツボに鍼をすると、実際に患者さんの身体が変わる。それが自分の想定したとおりにいったかどうかを見極めて、次の手を打つ。そうして初めて、鍼灸師としての成長があります。
「連動思考編」は文字どおり、連動を考えて治療を組み立てられるようになることを狙ったものです。
理解が深まっていけば、入門・基礎で学んだツボと、今回初めて登場するツボが相互に関連しあい、教科書には載っていない連動の図が頭のなかで展開しはじめます。
そうなればしめたもの。ただの模倣だった治療が、少しずつ自由になっていくことを感じるはずです。
施術が決まりきった「作業」の連続になってしまうことにつらさを覚えることがあるならば、整動鍼は「思考する楽しみ」を得ることのできる技術だといえるでしょう。
次のセミナーは6/21〜22の「基礎☆四肢編」です。
未経験からでも受講できる基礎セミナー、まだお席には若干の余裕があります。(事務局 岡本)
★次回の整動鍼セミナー「基礎☆四肢編」(初心者歓迎です)
★年間セミナー日程