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鍼灸師と柔整師のための鍼灸と整体の実践セミナー Seminar for Acupuncturist and Judo therapist

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新セミナー「張力連綿編」は整動鍼に何をもたらすのか

整動鍼の最大パフォーマンスを狙う臨床編がはじまる

今年の10月4日~5日の日程から始まる新シリーズ「臨床編」。この臨床編は整動鍼の最大パフォーマンスを狙った編です。もちろん、これまでリリースしている応用編を使いこなせば従来の鍼灸では考えられなかった圧倒的な変化をもたらすことができます。

そのいっぽうで応用編でも満足できない鍼灸師もたくさんいます。一度、連動で変える面白さを知ってしまうと、連動を追いかけずにはいられないのです。鍼灸師の知的好奇心を満たしつつ、整動鍼の最大パフォーマンスを狙っていくのが「臨床編」であり、その第一弾となる「張力連綿編」なのです。

整動鍼のはじめかた

この記事は、整動鍼にまだ触れたことがない方も読まれていると思うので、整動鍼の構成をおさらいしておきましょう。

まず、初心者でも受けられるのが「入門編の1編」と「基礎編の3編」です。理想は入門編から受講することですが、基礎編から受講し始める人もたくさんいます。ベストなのは、始めたい時に始めることです。今年もまだまだチャンスはあります。

 

まだ間に合う、初心者でも受けられる整動鍼セミナー

・11/15-16(2日間) 基礎☆四肢編
・12/6 入門☆理論実践編

参考)2020年 全日程カレンダー

あと2回しかありませんので、この機会をお見逃しなく。「使っていないツボは忘れちゃったし…」というベテランも、「ツボを正確に取る自信はないし…」という学生も、整動鍼の前では誰もが初心者です。講師も含めて上下関係なく、新しいツボの世界に楽しく触れることができます。

張力連綿編の魅力

では、ここから整動鍼の最終章となる臨床編の「張力連綿編」の魅力に迫っていきます。実を言うと、まだカリキュラムが仕上がっていません。まだ内容が変わる可能性があります。仕事が遅いって言われてしまうかもしれませんが、過去のリリースにおいて、すべてギリギリまで内容を煮詰めています。

なぜか?

理由はかんたんです。最新見解をお届けするためです。整動鍼はカリキュラムリリース後も、新しい連動を探し続けています。新しい可能性が日々生まれています。毎日のように新しい発見があるのですが、すぐにリリースすることはありません。それは、検証の期間が必要だからです。ですから、整動鍼は決して思いつきの理論ではなく、再現性を確認しながら積み上げてきた理論であり、現在も積み上がっています。

張力連綿編の軸となる連動は、2年ほど前から頭の中にありました。構想というのは、「たぶん、こんな感じの連動が潜んでいるのではないか」という観察と直感から組み立てるイメージです。このイメージが合っている時もあれば間違っているときもあります。だから、思い込みを捨てて観察する必要があります。間違っているときは、イメージを修正して新しくします。その新しいイメージにまた現象を重ねて検証をします。

張力連綿編の元となるイメージは連動の循環です。動きは一方通行ではなく身体を巡るものだと考えています。少なくとも、健康的な身体はそういうものだと想定しています。「体内で血が巡るように、運動エネルギーも巡るようにできているはずだ」と整動鍼では考えているというわけです。入門編と基礎編では、連動の一部にフォーカスしました。応用編ではつながる連動に展開していきました。そして、張力連綿編では連動の循環システムに迫っていきます。

張力連綿編がもたらす意識改革

張力連綿編を受講すると何ができるようになるのか、どんな症状が診られるようになるのかと気になっているかと思います。新しいセミナーであるがゆえに、セミナーの魅力を語れる人は誰もいません。結論から言うと、特定の症状や病気に対策するための編ではありません。「張力連綿編を受けたら○○が治るようになますよ」という宣伝はできません。

「これまでの苦労は何だったのか」

受講したら、たぶんこんな感想になるではないでしょうか。自転車で1時間かけて通学していた学生が、社会人になってクルマを手にして、同じ距離は15分で行けてしまうラクな感覚でありズルしている感覚に近いかもしれません。

「応用編でも十分ですよ」とも言えますが、それは「自転車で行けることは行ける」という意味です。とはいえ、徒歩からしてみたら自転車だって革命的な乗り物です。実際、多くの受講者が臨床で驚かれるような成果を上げています。「整動鍼を受けて人生が変わりました」という鍼灸師もいます。そんな人が張力連綿編を受けたらどんな感想を口にするのだろう、と考えているとワクワクしてきます。

本当のワクワクはもちろんこれからです。

 

張力連綿編の連動は覚えられない!?(8/17追記)

連動の複雑さでいうと、従来のセミナーで公開してきたものより難易度がはるかに高いです。すぐに覚えて使いこなせる人は一人もいないかもしれません。それは、パソコン初心者がいきなりブラインドタッチできない感覚に近いです。最初は難しくても、正しい練習をこなしていけばできるようになるがブラインドタッチです。整動鍼も同じです。

あらかじめ言っておきますと、連動マップ(整動鍼独自のツボとツボの関係図)を覚える必要はありません。カーナビを使いながらクルマを運転するのが違反でないように、連動マップを見ながら臨床することは悪くありません。使っているうちに、道を覚えるように連動マップが頭の中に入っていくはずです。

張力連綿編によって、使えるルートが飛躍的に広がります!
それは間違いありません。

2020年8月16日カテゴリー:整動鍼