“技術とは自分のため”だとか言ったら嫌がられるけど……―8/21-22「整動鍼 基礎 四肢編 B日程)開催レポート
整動鍼講師の岡本です(写真右)
8/21-22の日程で、今年2回目の「整動鍼 基礎 四肢編 B日程」のセミナーが開催されました。
「手足の動きの起点である脊柱から、四肢の自由な動きを取り戻す」ための手法を学ぶ2日間でした。
笑顔のセミナーが戻ってきた!
2020年〜2021年は、(どういうわけか)セミナー受講のために東京に来る人が大幅に減少し、氷河期といってもいい時間を過ごしました。
以前は30人くらい参加者がいたのに、10人にも満たない、ということがたびたびありました。中止になったセミナーも1つや2つではありません。そんな時期にも、勉強しに来てくれた人たちのことを忘れません。
そして2022年。
ここ最近は、(どういうわけか)参加者がまた増えはじめ、満席またはそれに近い状態が続いています。
参加者の皆さんの表情も明るくなってきて、初対面であってもすぐに和やかな会話が始まり、参加者同士の間にさわやかな風が吹いているように感じます。ちょうどいまくらいの時期の早朝のような、夏の余熱をはらんだ清涼な風が。
講師も激推し、四肢編
わたしにとって、「基礎 四肢編」はまだ受講生だった頃に「入門 理論実践編」に続いて受講した一編で、整動鍼の効果やわかりやすく整理された理論体系に舌を巻いた記憶がいまでも鮮明に残っています。臨床でも使いやすいツボが多いので、今でも四肢編で紹介されるツボは多用しています。
そして、「基礎」のさらに先、「応用 五体躍動編」、そして「臨床 五節相応編」へ展開していくに従って、対応できる症状が拡大していきますので、鍼灸師として避けて通ることができない痛みの症状に、あわてずさわがず対処できるようになっていきます。
技術とは患者さんのためだとか言うけど
できることが増えていくと、鍼灸師でいることが楽しくなってきます。「好きだから続けられる」ということも一つの真理ではありますが、「できるからこそ好きになれる」というのもまた真理です。
好き→学ぶ→できる→もっと好き→もっと学ぶ→もっとできる→もっともっと好き……
この好循環に乗ることができれば、幸せな職業人生を歩めます。鍼灸師として生き残ることができている人は、この循環に乗っています。
わたしが好きなバンドのひとつ、ザ・イエロー・モンキーの『LOVE LOVE SHOW』という曲に、
“愛とは自分のため”だとか言ったら
嫌がられるけど それもあるんだよね
という歌詞があります。
わたしは、これを
“技術とは自分のため”だとか言ったら
(同業者や患者さんに)嫌がられるけど それもあるんだよね
と歌いたい。あなたと一緒に歌いたい。
そんな歌を歌うための場所で、あなたを待っていたい。
9月4〜5日開催の「基礎 腹背編」で、待っています。
まだ少しだけ、席が残っています。