専門特化しなくても地域に喜ばれる鍼灸院の作り方
こんにちは。
整動協会映像教育部の谷口一也です。
私は愛媛県松山市で「鍼灸院めぐる」という鍼灸院を営んでおります。
現在はスタッフ1名と私の2名体制で臨床にあたっています。
ざっと自己紹介させていただきます。
自己紹介
2009年「鍼灸整骨院めぐる」を開院しました。翌年の2010年に活法と出会い、その虜となって現在に至ります。ただ、もう少しだけ早く出会っていればと思うこともあります。
その理由は私の開院当初の無計画なプランにあります。
当時、注目され始めた「美容鍼灸」をいち早く学んだ私は、地元では他院も行っていない美容鍼灸を軸に開院すると決めました。そして、整骨院としては老若男女問わず保険施術を行う。赤ちゃんから高齢者まで、さらには美容に関心の高い女性も・・と無計画な欲張り経営をスタートさせたのでした。
改めて述べるまでもなく、この計画は無謀だったと知ることになります。資金も底をつきそうになり絶望感を漂わせていました。藁をもつかむ思いで、技術セミナーや経営教材に手を出しました。人は焦っているときに冷静な判断ができないこともこの時に学びました。
そして、絶望の淵で出会ったのが「活法」です。
活法を学び、良質な施術にはムダがないことを初めて知りました。シンプルに、手数を少なくするほど結果も良いことを学びました。経営にもその考えは反映していきます。不安とともに増えていった施術メニューを一つずつ減らしていき、開院のモチベーションとなった美容鍼灸も手放しました。ついには、整骨院も手放しました。
鍼灸院としてやっていく。そう決断させてくれたものが活法であり整動鍼でした。
実績
まだまだ経営的にも発展途上の当院ではありますが、活法・整動鍼に出会い、経営面においても盛り返してきた過程は開業鍼灸師にとって一つのアイデアとして紹介できると思います。
また、当院が2016年から行っている経営的施策は《整動鍼を学ぶ開業鍼灸師が陥りやすい罠》を克服する一手段としても有効です。ここですべてをお話できませんが一部を紹介します。
結果だけを先にお伝えします。2015年と2017年を比較すると
・月商40%増
・月間新規患者数:平均13名(2015年)→ 平均26名(2017年)100%増(2倍)
引き出しが増えると絞りづらい
活法・整動鍼のように幅広い症状に対応できる技術を習得すると、実践したい気持ちが強くなります。時に、捻挫した人が来ないかな、バネ指の人が来ないかな、などと。
引き出しが増えることは施術者にとって間違いなくプラスです。
しかし、引き出しの見せ方によっては経営的にプラスに働くとは限りません。幅広い症状に対応できる自信があったとしても、その事実を表現できていなければ技術そのものが宝の持ち腐れになってしまうこともあります。
たくさんの症状に対応できることで、今度は自分の得意分野や提供できる分野を絞りづらくなるという側面もあります。特にネット上では、「なんでもできる」は「どれも人並み 」と判断される傾向にあります。
専門特化した鍼灸院、整骨院、整体院が増え、成果を上げているのはそのためです。皆さんご存知の「はりきゅうルーム カポス」や「ふくぎ鍼灸院」もその一つです。専門特化できるのであれば、それに越したことはありません。
専門特化できない自分は・・ダメなの?
しかし、専門性を謳うだけの得意なものがわからない。または、オールラウンドにいろいろな症状をみていきたい。そう思っている鍼灸師には、私のとった方法も参考にしていただけると思います。この方法は地域のニーズを知り、自分の得意も知る方法です。
オールラウンドプレイヤーを自負していたとしても確実に得意、不得意があります。
これは自分では気づいていないかもしれません。勉強会で習ったものはすべて出来るような気になっていることもあります。また、少し苦手な症状や結果の出にくい症状の患者様が立て続けに来られたら、多少のストレスを感じますよね?来院される患者様の症状をあえてコントロールしないオールラウンド鍼灸院には、このストレスが常につきまといます。
このストレスを回避することが私にとっては想像以上に効果があったと今では実感しています。現在の当院は、専門特化していないにもかかわらず地域のニーズと自分の得意がマッチした集客を実現できています。
そして、ちょっと苦手、結果の出にくい症状がもたらすストレスを回避して日々の臨床を楽しめています。そんな内容の全貌を8月19日の経営サミットでお話ししたいと思っています。
8月19日 東京
私と同じように専門特化していない鍼灸師に聞いてほしいです。
・専門特化していない鍼灸院経営者
・オールラウンドに対応できる鍼灸院で集客数を上げたい
・地域のニーズとマッチした鍼灸院運営を行いたい
〈申し込み〉
整動協会会員: 5月19日(土)21:00〜
非会員: 5月26日(土)21:00〜
から申し込み可能です!
詳しい内容はこちらから!
2018年5月16日カテゴリー:経営の話
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