【整動鍼 理論実践編 7/4】ツボがツボを引っ張る!?
こんにちは!活法ラボ新入社員の川﨑です。
7/4に整動鍼セミナー入門・理論実践編が行われました。
運営の補助をしながら受講者の皆さんと一緒に練習をしてきたので、受講した感想を交えながら、会場の様子や雰囲気をお届けしてまいります!
ツボがツボを引っ張る!?
入門編では、最初に整動鍼の理論や特徴について説明します。
「整動鍼の特徴は?」と聞かれた時、「即効性」と答える方は多いのではないでしょうか。なぜすぐに変化が起こるのか、それを説明したものが整動鍼の基本的な考え方となる「張力理論」です。
整動鍼では、発痛点を痛みの原因とするのではなく、原因となる点は他にあり、それに引っ張られることによって、痛みが発生すると考えています。
そのため、発痛点のツボではなく、原因点となるツボに鍼をしていきます。
私は初めて整動鍼について調べた際、学校の授業では聞き馴染みのない「張力」という言葉に戸惑いました。もしかしたら整動鍼に興味がある方の中にも、私と同じように、はてなを浮かべている方がいらっしゃるかもしれません。
そんな方にもイメージがしやすいよう、入門編セミナーでは実技に入る前に、発痛点のツボと原因点のツボの間に存在する張力を、紐を用いて目に見える形で説明します。
整動鍼の基本的な考えが分かったところで、続いて実技のデモンストレーションへと移ります。
広がる連動の世界
練習に入る前に講師栗原による実技のデモンストレーションを行います。
セミナーでは、オンライン配信用のカメラと、デモでモデル役となって下さる受講者の方用のカメラと2台体制で撮影を行っています。
このように栗原の手元が見えるようになっていますので、モデル役をやってみたい方もご安心下さい。
ツボの位置や連動、取穴のポイントなどの説明を聞きながら、ツボを探す様子や刺鍼後の変化の様子を確認できるので、実際に臨床で使用した時のイメージしやすいです。
デモンストレーションでツボの位置などを確認したら、ペアに分かれ練習に入っていきます。
整動鍼ではミリ単位でツボの位置を定めているため、取穴の正確さが重要です。
セミナーでは、ツボを探し、講師に確認してもらい、再びツボを探すことを繰り返します。
一見地味に思えるかもしれませんが、この練習で取穴の精度を上げることで、実際に鍼をした時に、体の変化をより大きく感じることができます。
講師にツボの位置を確認してもらったら実際に鍼をし、動きの変化を確認します。
今回の入門編では半日、それ以外の基礎編・応用編では2日かけてツボの感触を覚えて帰ります。
もちろん1日で全てを理解し覚えることは難しいので、時間をかけて復習し、取穴の練習をすることが大切です。
私自身もまだまだ未熟なので、勤務先の群馬の養気院で日々練習しています。
再現性の高さ
整動鍼の施術を初めて受けた時ももちろん感動しました。しかしそれ以上に感動したのは、初めて参加した整動鍼セミナーの実技練習で、実際に自分でツボを探し、鍼をした時でした。
当時学生だった私にも、講師陣と同じように変化を起こすことができたのです。
整動鍼の特徴の一つである「再現性の高さ」は、実際に整動鍼の施術を受けたり、実際に学び、使用して初めて実感することができるものだと私は思います。
整動鍼を既に学んでいる方もそうでない方も、この先のセミナーで一緒に学べる日を楽しみにしております!