【5/15-16】整動鍼 応用☆五体躍動編 セミナーレポート
整動鍼講師の岡本です。
5/15-16の日程で、「整動鍼 応用☆五体躍動編 A日程」を開催しました。2022年に入って最初の応用です。入門・基礎を終えた受講者が集まり、さらに深い整動の世界へと足を踏み入れました。
この「五体躍動編」は「四肢編」の続編という位置づけになります。四肢編で学んだ手足の症状へのアプローチをさらに強化したものです。
五体躍動編で対処できるようになる身体の部位の一覧です(実際にはさらにびっくりするくらい細分化されています)。
・肩←臀部
・背中←臀部
・肘←背中
・指←背中
・手首、足首←肩、膝、腓骨
・足底←■■(ナイショ)
・骨盤←■■(ナイショ)
矢印の右側は、実際に刺鍼する部位です。
つまり、肩や背中の症状については臀部に刺鍼し、肘や指では背中に刺鍼する、というように、遠隔からの調整を習得していただく、というのが主旨です。
足首痛と捻挫の治療を勉強しています。足首の動きにくさは膝からアプローチします。大腿四頭筋の緊張緩和と腓骨の可動性向上がポイントです。#整動鍼 #五体躍動編 pic.twitter.com/kqvYDjf4Us
— クリ助@鍼灸師の遊び (@kuri_suke) May 15, 2022
「経絡を使うのかな?」という疑問が浮かぶかもしれません。
整動鍼では経絡ではなく、身体の張力・連動という考え方を利用して施術を行います。これは、患者と術者が刺鍼前・刺鍼後の変化を認識しやすくなる、という利点があります。
「とりあえずがむしゃらに鍼をする」といった、術者にも患者にも負担がかかる施術を回避しやすくなりますので、少ない本数で、高い効果を出す施術に近づくことができます。
「思考して打つ鍼」と「とりあえず打つ鍼」。何十年も鍼灸師をしていく中で、長い時間の中で必然的に両者に差が生まれていきます。
免許を取って間もない鍼灸師や、学生の受講者を見ていると「今からこれだけのものを身につけて臨床に挑む人は、将来きっと大勢の方を救う鍼灸師になるのだろうな」と頼もしい気持ちになります。日本の鍼灸師の未来は、間違いなく明るいです。
昼休みから戻って来たら受講者さんが自主練していました! やる気モードがスゴイ🤠 栗原#整動鍼 #五体躍動編 pic.twitter.com/1f4RGBYMIg
— 整動協会@鍼灸師のための臨床研究会 (@seido_office) May 15, 2022
↑ みんなの意欲がすごい
↑ 肋骨上のツボを使って指の動きを調整する技術です
セミナーの風景
整動鍼を学ぶには?
現在募集中の整動鍼セミナーはこちらのカレンダーからご確認ください。
整動鍼未経験の方は、「入門」または「基礎」を受講することができます。
未経験の方におすすめするのは、やっぱり「整動鍼 入門☆理論実践編」です。
いきなり整動鍼の深いところを知ってみたいという意欲的な方には、「基礎☆脊柱編」を。
いずれも、ツボの取り方、身体のランドマークの見分け方から丁寧に解説し、練習していただくことができます。