とある科学の整動鍼(1) 北の大地
2016年11月 秋田県上空
「当機はこれより秋田上空を旋回し、中部国際空港に着陸します。」
機長のアナウンスが流れると、さらに重くなる機内の空気。
その日、僕は愛知県から約1000km離れた北海道に向かっていました。
しかし。
僕と北川さん(経営支援部長)を乗せた飛行機は、季節外れの豪雪により秋田県の上空でUターン。
つい4時間前までいた中部国際空港まで戻ってきたのでした。
機内にて
名乗り遅れました、整動協会 学術部長の舟橋幹也です。
知りたい。鍼は、なぜ離れたところに効くのか?
鍼はなぜ離れた場所に効くのでしょう?
その答えはまだ見えていません。
(鎮痛効果などの解明はされています)
見えていないものを見たくて、色々調べました。
クオリティはともかく、自分も色々と実験してみました。
やっていくうちに、自分の力だけでは難しいことがわかってきます。
お金もめちゃくちゃかかるでしょう。
「自分は専門学校出身で頭も文系。それに普段の臨床で忙しいし。」
あいにく、そのような理由で諦められるタイプではありませんでした。
当時の自分が考えていたのは、
鍼は効く。
その効く仕組みがわかれば、さらにもっと効果が高められるはず。
そうすれば今困っている患者さんをもっと早く回復させることができる。
その為には、仮説を立てる・実験する・いい結果が出れば論文化するなど、やることが山積みです。
諦められないけど、自分の力だけは到底無理そうな気配。
というか、ここはチームを作ってやるべき内容でしょう。
そこで、自分の知る中で一番知識・経験・そしてモチベーションが高い方に協力を仰ぐ為、北海道まで出陣したのでした。
君の名は
その方とは整動協会 副代表の谷地一博先生です。
鍼灸師でありながら医学修士、臨床家としても高い実力をお持ちの谷地先生なら、この話に乗ってくれるはず・・!
そんな(押し付けがましい)お願いを伝える為、北川さんと共に北海道へ向かい、豪雪であえなくターンしてきたのでありました。
鳴かぬなら鳴かせに行きますホトトギス
それから1年後。
豪雪に阻まれたかにみえたプロジェクトは、栗原誠先生による整動協会設立により、再び動き出します。
次回、「とある科学の整動鍼(2)」にご期待ください。
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2018年2月21日カテゴリー:科学的研究
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