ツボネットとはなんぞ?鍼灸師が解説します。
こんにちは,整動協会の舟橋です。
最近,会員さんからどうやったら鍼灸院が繁盛するんでしょう?という質問がありました。
ズバリ!
1.すごい鍼灸師になる
2.評判で繁盛する
完
と答えそうになりましたが,2度と質問がこなくなる予感がしたので頭の中から消去しました。
鍼灸師としてのスキルアップと経営の安定,とても大事なテーマです。
スキルを磨いても患者さんがいなければ発揮しようがありませんし,技術が空っぽなのに患者さんが溢れているのって想像しにくいですよね。
さて,今日はその2つを繋ぐもの「ツボネット」の話です。
ツボネットとは?
症例データに基づく本格的なツボ辞典「ツボネット」というサービスがリリースされました。
ツボの位置情報はもちろん,そのツボがどんな症状に使われているのか?が症例という形で集積されています。
このあたりは百聞は一見に如かず!善は急げ!で一度みてもらう方が早いでしょう。
これは集客ツール?情報集積ツール?
既存のサービスでは大抵どちらかに比重が置かれていますが,ツボネットは集客ツールと情報集積ツールの両方を兼ね備えています。
ツボネットで症例を書くと、どのツボがどんな症状に効いているか?という情報が集積されていきます。
例えば,◯◯にうったら肩こりに効きました、みたいな話は母数が1であるが故に体験談の域をでませんよね。
ですがその話が100,1000と集まってくれば意味が変わってきます。
整動鍼のミリ単位の取穴と再現性に,症例の厚みが加われば,精度の高いツボ情報,まさに症例データに基づく本格的なツボ辞典の完成です。
ざっと機能紹介
ツボネットの機能を紹介していきます。
症例機能
メイン機能ですね。
ツボネットの会員になると投稿できるようになります。
このように症例が掲載される
患者さんにとっては自分と同じ症状を探す場所です。
鍼灸師にとっては自院の症例を知ってもらったり,他院の症例を見ることで知識を深めたりヒントを得ることができます。
そして,使用したツボを集積する機能も担っています。
また症例をユーザー同士で評価し合うことでき,評価の高い症例が上位表示されます。
ユーザー間で症例を採点することができる
これは一種の自浄作用であり,症例のクオリティが一定に保つことができます。
コラム機能
特定の症状や病名について鍼灸師の見解を投稿できる機能です。
肩こり,腰痛はもちろん,過敏性腸症候群や月経痛などの症状の考え方を投稿可能です。
本格的なコラムが投稿される
またコラム機能は症例とリンクしており,コラム下部には関連する症例が表示されるのも魅力ですね。
ツボ機能
ツボ機能は鍼灸師向けと機能といえるでしょう。
取穴や刺鍼のコツが画像付きで明記されているのはもちろん,例えば合谷なら合谷を使った症例が表示されます。
基礎知識を補完できる機能なのでなにげなく見てるだけで発見がありますね。
ツボ情報:三陰交
開発秘話
ツボネットの構想は2015年から栗原さんの頭の中にあり,練りに練ってここまで形になっているそうです。
ちょうど整動鍼と改名した直後・・いち鍼灸師が考えるスケールを完全に超えてますよね。
少なくとも自分は人生何周しても思いつかない代物であることは確かです。
現在も整動協会の会員さんと一緒に日々アップデートして機能強化されています。
まとめ
スキルと経営。
この2つは両輪でありどちらが欠けてもうまく回らないんじゃないでしょうか。
とはいえ日々忙しい臨床の中でこの両輪を回すのは体力的にもハードです。
ツボネットを使うことでうまく回せる未来がグッと近づいた気がします。
お知らせその1
当会代表の栗原が初めての書籍「『ツボがある本当の意味』~経絡理論を根底から覆すツボの考え方~」を出版いたします。
そこで
須田万勢 先生 「閃く経絡」監訳(聖路加国際病院リウマチ膠原病センター)
加藤容崇 先生 日本鍼治療標準化学会 代表理事(慶応大学医学部特任教授)
のお二人の豪華ゲストを招いて出版イベントを開催します。
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お知らせその2
2/24~25 整動鍼 応用☆連動思考編がまだ申し込み可能です。
こちら,受講資格の条件変更の影響で一時的に余裕がある状態です。
整動鍼の基礎編を学んだ方がこの連動の広がりは大きな武器となるでしょう。
2019年2月5日カテゴリー:ツボネット
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