【4/10-11 活法 肩こり編】技よりも大切なことを学んだ2日間
4/10-11、活法セミナー「基礎 肩こり編」が開催されました。
肩周りのアプローチに特化する
セミナータイトルのごとく、このセミナーで取り扱う技は肩周りに非常に強い技ばかりです。
肩の筋肉に物理的にアプローチすることなく、肩周りの本来の動きを取り戻すための技がたくさん詰まっている本編。
上肢帯の筋肉・関節の特性をうまく使うことによって、一瞬で首や肩の軽やかさを生み出すことができます。
技の知識よりも大切な「体の使い方」
このセミナーで取り扱う技は当然、臨床ですぐに使える優れた技ばかりです。
しかし、活法の真髄はそこにとどまりません。技の精度をより高めるための体の使い方を学びながら練習に取り組むことで、何事にも応用することができる体の使い方を自然と学ぶことができます。
取穴の精度、臨床における患者さんが感じる術者の印象など多方面に渡って影響を及ぼすこの「体の使い方」。知っていると知らないとでは、大きな差が生まれます。
しかし「体の使い方」のやっかいなところは、わかっていてもできない事が多いのです。
学ぶためには、自身で体感するのが一番手っ取り早い。
そこで今回は説明は程々に、実際に体を動かしてみましょうということで
床に落ちているものを拾うときの自然な体の使い方・一番負担がかかる体の使い方や
周りの人から受ける体への影響や
視線が与える体への影響を、ミニゲームのように学びました。
これらを理解してうまく体に落とし込めると、適度な力感で技を決めることができます。
今回のセミナーでは受講者の皆さんに、この「体の使い方」をしつこくしつこく意識してもらいました。
理屈がわかったらひたすら練習
今回の受講者の皆さん、とにかくみなさん練習熱心。ビックリするほど練習に没頭するんです。
活法は2日間通しで体を使うので、体力的にもタフなセミナーです。
しかしながら2日目の最後まで、集中力を切らさずに各自の課題にとりくんでいただきました。
みなさんが初日と比べると見違えるほど技をきれいに決めていたのが非常に印象的です。
こちらも練習時間をたくさん用意したのですが、あっという間に時間が過ぎていきました。
2日間の限りある時間の中で、一生懸命染み込ませた体の感覚・技はきっと、臨床に役立っていることでしょう。
(小堀 広大)
活法を体感したい方へ
6/26-27(日)に、活法 基礎 骨盤編が開催されます。
活法から学ぶ体の特性、興味のある方はこちらからどうぞ。