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鍼灸師と柔整師のための鍼灸と整体の実践セミナー Seminar for Acupuncturist and Judo therapist

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整動鍼がスペインで高評価な理由

代表の栗原誠です。

2月1日(木)~4日(日)は、スペインのバルセロナにて整動鍼セミナーを行いました。その報告です。私個人のブログでも報告しましたが、こちらはダイジェスト版です。

 

スペインだけじゃない!

鍼灸学校が主催するプロを対象にしたセミナーで、大学院のオープン講座のようなものをイメージしてください。スペイン各地から整動鍼を学ぶためにバルセロナに集まりました。

驚いたことに、外国からも集まってきていました。聞いたところ、フィンランド、ロンドン、カナリア諸島から受講した方も。日本でも、北は北海道から、南は沖縄から東京に集まっていますが、その距離をはるかに超える距離です。

 

フィンランド、ロンドン、カナリア諸島からバルセロナへ

 

そうやって期待されることは嬉しいのですが、それと同じ大きさのプレッシャーが背中にのしかかってきます。慣れない土地で慣れない言葉。でも、言葉は心配ではありませんでした。通訳がいたからです。

この通訳こそ、整動鍼とスペインを結びつけたSAWAKOさんです。20年以上スペインに在住している日本人で、スペイン語ペラペラです。彼女が近くにいれば安心なのです。

もし、SAWAKOさんに何かあって会場に来られなかったら…と考えると恐怖を感じるので考えないようにしていました。都合よく鈍感になっていました。

 

異例のスケジュール

実は、木、金、土、日という平日を含めたスケジュールは異例でした。日本の常識で考えてみてもわかるように、学生でもない人が4日連続で休みを取るのは大変です。主催したバルセロナの鍼灸学校は、集まるだろうかと不安だったようです。

しかし、蓋を開けてみれば満席。実際にはちょっとオーバーしていました。

たくさん集まったのは、昨年の5月のセミナーの評価が好評だったからです。噂が広がって「平日を休んでも受けたいセミナー」になっていたのです。整動鍼の独創性をとても高く評価して頂いたのだと思います。

このセミナーの日程は、異例の人気に支えられた異例のスケジュールだったのです。本当は、土日の2日間のセミナーを2回やりたかったようですが、そうすると、私たちは半月日本を留守にしてしまうことになります。

それも魅力あるスケジュールですが、周りが許してくれないでしょう。一週間が限度ですから2講座するには、平日も使わざるを得なかったのです。

スペインセミナーの集合写真受講者の皆さんと記念撮影(2017年)

 

最初は厳しい視線を浴びた

スペインの鍼灸は基本的に中医学です。中国っぽい鍼が主流のようです。日本の鍼はどちらかと言えば希少です。日本の鍼を学べるというのはスペイン人にとって希少な機会です。

とはいえ、日本の鍼が特別扱いされているわけではありません。良いものは良いし、そうでないものはそうでない、と視線は厳しいです。昨年初めて行った時は、かなり厳しい視線を浴びたことを覚えています。「もし変化が出なかったらヤバイぞ」と思いました。

 

整動鍼スペインセミナー(2017)の様子見る目が冷ややか(2017年)

 

でも、理論通りのツボに鍼をすれば予定通りに変化するのが整動鍼です。整動鍼に助けられたのは私です。変化が予定通りに出るので会場は大興奮となりました。厳しい視線がどんどん緩んでいき、いつからかマジシャンと呼ばれています。

 

整動鍼_スペインセミナー(2017)の様子デモをするたびに表情が緩んでいく(2017年)

 

世界で評価されるには

世界で評価される技術に育てたいと思っていたら、わずか数年でスペインで高い評価を受けました。もっとも期待されたのが即効性です。整動鍼は、鍼をした瞬間に変化を認識できます。可動域や可動性の変化は、見ている人もすぐわかります。

整動鍼に効果があることは、説明しなくてもわかるのです。だから、言葉の壁を越えて評価されたのだと思います。効果を見せるほど、縮まっていく距離。ツボはコミュニケーションツールとして機能していました。もちろん、スペイン語が話せたらもっと距離は縮まります。

スペインのみんながツボの作用に驚いてくれるので、楽しくてずっと心の中で躍っていました。自分が価値を感じているものを誰かに理解してもらえたら自然に笑顔が出ますよね。そういう感じです。

仲良くなるために実践していたことがあります。それは、最初から友達だと思って接することでした。距離を取ると距離を取られると思ったので、どんどん近づいていきました。日本ではちょっとやりすぎなくらいに。スペインではそれが正解のようです。

整動鍼スペインセミナー(2018)の様子練習を楽しむ受講者の方々(2018年)

 

整動鍼をSEIDOにするには

整動鍼は、英語ではSEIDO ACUPUNCTURE、スペイン語ではACUPUNTURA SEIDOです。SEIDO(セイドー)という呼称で普及させていこうと思っています。SEIDOは覚えやすく発音しやすいと評判がよいです。

ただ、効果が良くて呼び名が良いとしても、自然に広がって行くなんてことはありません。普及させるにはいくつもの条件を満たさなければなりません。

実際にこんなことを言われました。

整動鍼が他より優れていても学ぶ環境がなければ、スペイン人は学ぶ環境が整っている流派を選ぶ」と。

言われてみればその通りです。実際に、スペイン人に普及している鍼灸は、どれも定期的にスペインでセミナーをしているそうです。そして、現地の言語を話せることも重要な要素のようです。

つまり、技術の他の2つが大事なのです。

 ①学びの環境
 ②講師の語学力

私には心強いSAWAKOさんという通訳がいますので、とりあえず②はOKです。ただ、SAWAKOさんに嫌われたらオシマイです…。

学びの環境は、日本でも取り組んでいます。自主勉強会を推奨したり、公認勉強会を開催しています。セミナーを受けた人が集まり、技術の精度を確かめ合ったり研き合ったりしています。

実は、日本に帰ってきてから(時差の関係で)夜な夜なスペインと連絡を取り合って、組織作りの応援をしています。日本で言うところの自主勉強会、第一回が昨日(2月22日)に行われました。

スペインの自主勉強会

集まったのは8人です。多くないかもしれませんが、最初はこれくらいの方が秩序が保てていいかもしれません。日本時間の午前1時、スマホのスカイプでバルセロナに集まったアミーゴ(友達)と話すことができました。

セミナーの受講者はレベルが高くて驚きました。現地では有名な方も少なくありませんでした。本を出版している方、テレビに出ている方、鍼灸学校の関係者、Facebookでたくさんのファンを抱えている方などなど。細かいことがわからなかったので普通に接することができました。

次は7月にスペインに飛びます。また、新しい技術を日本から持ち出し、新しい経験を日本に持ち帰る予定です。こうした交流を通じて、スペインという国を少しでも身近に感じて頂きたいです。そして、私たち鍼灸師の活躍の場が世界にあることも知って頂きたいです。

この経験をみんなと分かち合いたいです!

2018年2月23日カテゴリー:海外, 活動報告タグ:

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