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鍼灸師と柔整師のための鍼灸と整体の実践セミナー Seminar for Acupuncturist and Judo therapist

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イベントレポート『鍼灸師と医師で解き明かす経絡とツボの正体』

鍼灸師と医師で解き明かす経絡とツボの正体

ここのところ,鍼治療がNHKなどでも取り上げられ注目を集めています。

当然のことながら,鍼はどんなものなのか?経絡とは?ツボとは?

といった踏み込んだ質問が鍼灸師全員へ問いかけられることになりそうです。

そんな風潮に合わせるかのように書籍『ツボがある本当の意味』発売されました。

またその出版に合わせて3月24日に『鍼灸師と医師で解き明かす経絡とツボの正体』というイベントが開催されました。

今回は整動協会の舟橋がレポートをお送りしたいと思います。

(整動協会の会員さんにはイベントの模様を動画で公開しますのでしばらくお待ちください。)

 

 

イベントは東京の日本橋で行われました。

満員の会場の熱気はかなりのもの。

鍼灸師はもちろん,鍼灸師以外の方の参加も目立ちました。

BAB ジャパンの原田氏から挨拶をいただいた後は整動協会代表 栗原によるデモが繰り広げられます。

整動鍼をはじめて見る方も多かったと思います。

デモが終われば整動鍼の誕生の話が語られます。

 

ちなみにホメオパシーですね(汗)

誕生秘話は僕も詳しく知らない部分なので新鮮です。

鍼の知識はもちろん,大学時代に学んだ生物学や,小学生の頃からやっているプログラミングが整動鍼のヒントになっているそうです。

 

中脘にアプローチするのにどのツボを使うのか?

整動鍼の白眉ともいえるシーンです。

デモが終われば加藤先生のプレゼンの始まりです。

加藤先生が北海道の北斗病院で目の当たりにした整動鍼の効果とは?

実際のデータを基に便秘の鍼治療の効果が語られました。

便秘患者さんに対しての鍼治療で,排便頻度上昇率が100%というデータが出たようです。

それに伴い半数以上の方が下剤を減らすことができ,

なんと3人に1人が下剤を完全にやめることができたそうです。

科学的な証明を経れば,医療経済を変える可能性がある,という話も出ました。

ここで鍼灸師にとって非常に興味深い話も聞けました。

さすがにここでは公開できませんが,近い将来発表されるそうです。

最早,当然のように成功するデモを挟んで・・

須田万勢先生のプレゼンがスタートです。

経絡をファシアで紐解くという試み。

登山仲間が難病になったことを契機に東洋医学に興味をもった須田先生。

生理食塩水の注射がリウマチの炎症に効果的という話から・・

経絡といえど同じ人体なのでなにか関係があるはず・・・と考えた須田先生。

経絡の存在を解き明かすのに間質の存在がキーという話です。

経絡はファシアを通っており,経絡の成り立ちは発生学で説明できるのではないか?というのが閃く経絡で出てきた話です。

甲状腺の手術の際に中府の辺りからメスを入れるそうです。

間質を通るルートであり,発生学的に理に敵っているという話です。

このように経絡を三次元で捉える話は興味深いものでした。

局所治療と遠隔治療をテーマにセッション。

痛いから動かせない→動かせないという活法の話が遠隔治療のヒントになるという話に胸がときめきます。

本日2回目の加藤先生のプレゼンです。

北斗病院でMEGを用いて行われている研究の結果の一部がイベントの参加者に披露されました。

鍼の治効機序,経絡の概念が更新される可能性を大いに秘めた発表でした。

聞けた人はかなり幸運だったのではないでしょうか。

ファシアリリースによるエコーによる動態観察と経絡の関係のついて実際の症例を交えてお話していただきました。

経絡を否定するものではなく,線の概念を一旦なくして考えることが突破口になる。

経絡という線に思考が縛られてしまうことはもったいない。

もちろん経絡の存在が鍼灸はどういうものか伝えるのにとても貢献している。

今後経絡がどういう意味を持っていて,今後どういう風に扱っていけばいいのか,このイベントが考えるキッカケになれば嬉しい。

今回のまとめでした。

 

その後の二次会も盛り上がりました。

(盛り上がりすぎて写真ないです・・・すみません)

感想

ブログで感想を頂きました。

「経絡とツボの正体」に行ってきました!

 

 

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2019年3月31日カテゴリー:活動報告

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