【整動鍼 身心和合編 2/14-15】
ついにこの日がやってきました。新会場での整動鍼セミナーの日です。
セミナー存続の危機
世の中が大きな混乱に見舞われていた昨年、整動鍼・活法セミナーも例外なくその波に揉まれていました。
10年近くにわたって使わせてもらっていたホテルサーブ渋谷会議室の閉鎖が決まり、行く先を失ってしまう可能性が浮上したのです。長いおつきあいの中でいろいろとご配慮いただいていたことも多く、わたしたちが求める条件で使える場所、というのは広い東京にもちょっと見当たりそうもありませんでした。
思案の結果、品川の「はりきゅうルーム・カポス」を移転させ、そこにセミナー会場を設置することを決断。これまで準備を進めてきました。
(移転までの経緯は、カポスに掲載した代表・栗原のブログをご覧ください)
そしてこの2月14日と15日は、移転後最初の整動鍼セミナー、こけら落とし公演だったのです。
こんなに変わった、新会場
従来、セミナーはカーペットの上にマットを敷いて、そこに寝そべる形で取穴練習などを行ってきたのですが、今回からは施術用ベッドを使うことになりました。これまでより実際の臨床に近い形で練習することができるようになりました。
会場は内装工事を終えたばかりですので、当然ピカピカですし、換気や動線なども考慮しておりますので、使い勝手も抜群によくなりました。
また、東京の交通の中枢である品川駅(港南口)から徒歩8分という好立地であるため、新幹線や飛行機でのアクセスの良さも格段に向上しています。
今回は前置きがたっぷりになってしまいました。本編の紹介に移りましょう。
鍼で心にアプローチする
ためしにお手元のスマホかPCで「しんしん」と入力して漢字変換してみてください。
最初に候補に上がってくるのは「心身」なのではないでしょうか。その変換の不便さを承知の上で、あえて「“身心”和合編」としているのには意味があります。
先に「身」があり、「心」はその後。「心」持たない単細胞生物のゾウリムシなどを出すまでもなく、生き物とはまず「身」がこの世に存在し、その進化の結果として「心」という機能が生まれてきました。
「心」にアプローチするには「身」にはたらきかける。鍼という簡便な道具でそれを実現できるのが、鍼灸師の優位性であることをお伝えしました。具体的にいうと、身心和合編で修得できるのは、呼吸とそれに関連する一連の機能に作用させる方法です。
整動鍼が「動」のみにフォーカスした技術ではなく、その先にある心、精神といった機能にまで射程を入れたものであることを実感していただけた2日間なのではないでしょうか。
セミナー終了後には希望者に向けて新しい治療院とセミナールームのお披露目会も行いました。今後もこの場所で、整動鍼の新たな世界を切り開いていきます。(事務局 岡本)
今後の予定
今年の6月13日〜14日には「整動鍼 応用☆身心和合編 B日程」の開催を予定しています(2021年はこれのみ)。応用編受講は入門と基礎を修了することが要件となります(順序は自由)。
これから勉強を始める方でも、6月までに身心和合編が受講できるようになるカリキュラムを組んでいますので、ご関心のある方は3月14日〜15日の「整動鍼 基礎☆四肢編 A日程」にご参加ください。