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鍼灸師と柔整師のための鍼灸と整体の実践セミナー Seminar for Acupuncturist and Judo therapist

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【整動鍼 四肢編 3/14-15】

講師の岡本です。

2021年3月14日-15日の日程で、整動鍼 基礎☆四肢編(A日程)セミナーが開催されました。セミナー会場が新しくなって、2回目のセミナーです。

初めて出会ったとき、「美しい」と思ってしまった

四肢編に対するわたしの思い入れについて書きます。

わたしが整動鍼を学び始めたのは、入門 理論実践編から。

そして、四肢編が2つめの受講でした。五十肩や指の症状、膝痛など、自分が手を焼いていた症状に対する解法が提示されていました。とりわけ心を打たれたのは、ばね指をはじめとする指の症状、そして前腕の症状への対処法です。

受講された方なら共感していただけるでしょうが、ツボと指、腕の対応関係が実に鮮やかで、「うわっ、美しいなあ、これ」と、内心つぶやいていました。

自分の患者さんを早く診たいという思いで、セミナー中は「早く帰りたいな」などと失礼なことを考えていたことを記憶しています。

「栗原流」ではなく

栗原はいつも、「自分は『流派』を作っているのではなく、人体の法則を探している」と語っています。整動鍼の長大なカリキュラム(全8課程、最終的に全10課程になる予定)であっても、明らかにしているのは身体の法則の中のほんのわずかな一握りにすぎないでしょう。

技術開発の段階で検証を経てリリースされ、セミナーを受講した多くの鍼灸師によって実践され、効果が確かめられたものであっても、今後の研究、開発の進展によっては否定されたり、別の解が提示される可能性は大いにあります。

整動鍼を自分だけのものにせず、広くセミナーという形で世に提供するのは、その良さを知ってほしいということと、そして、これを踏み台にして、さらに鍼灸を進化させていってほしいとの思いがあります。

そして、この思いに共感した鍼灸師によって、さらに整動鍼は洗練されたものになっていくでしょう。

今回のセミナーでも、活発に質問が出され、夢中で学んでいる方々ばかりでした。整動鍼をさらに進化させるのは、この場にいる人たちかもしれない、そう予感した2日間でした。(講師 岡本悠馬)

次回予告

次回の整動鍼セミナーは4月4日〜5日開催の「基礎 脊柱編」です。

脊柱編は四肢編と入れ子のようになっている関係にあり、脊柱から四肢にアプローチしている四肢編に対し、脊柱編では四肢から脊柱にアプローチする方法を提案します。まだ少し残席がありますので、ご関心のある方は受講をご検討ください。

2021年3月19日カテゴリー:セミナーレポート, 整動鍼タグ:, ,