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鍼灸師と柔整師のための鍼灸と整体の実践セミナー Seminar for Acupuncturist and Judo therapist

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元受講生、現講師が「整動鍼 入門 理論実践編」を語る

整動鍼 講師の岡本です。

5/1の21時から、7/24(日)に開催される「整動鍼 入門 理論実践編 B日程」の一般申込み受付が始まります。

セミナーで教える立場でもあり、臨床でも整動鍼を使っている者として、「入門 理論実践編」のおもしろさをご紹介いたします。

「入門 理論実践編」の技術を使わない日はない

数年前、自分が整動鍼を学びはじめたときのことを今でも思い出します。わくわくする気持ちで会場に到着し、入り口で渡されたテキストを大急ぎで開いて眺めてみて、驚きました。

「えっ! 人間の体ってこんなに美しい法則が組み込まれているの?」

という衝撃です。

テキストの一部(モザイク処理しています)

一方で、失礼ながら、

「そんなに上手くいくものなの?」とも思いました。

もちろんそれは杞憂で、(それなりに)できるようになった今は「本当にテキストに書いてあるとおりに体が変化します」と言えます。

デモンストレーションでツボの位置を解説しているところ

時は流れ、自分も日々の臨床を100%整動鍼で行うようになりました。ここで学んだ技術は、誇張ではなく本当に毎日使っています。

整動鍼を学びに来るにあたっては、別に「整動鍼だけでやっていくんだ」という気持ちがなくてもいいと思います。

セミナーでお伝えするのは、あくまでも「人間の体にはこんな法則が埋もれていますよ」という「知識」ですので、経絡治療であれトリガーポイントであれ、今ご自分が実践されている治療の中に組み込んでいくことも難しくないでしょう。

やってみて、おもしろかったら、希望を見出せそうなら、さらに深く学んでみてもいいかもしれません。

シンプルな技術なのに、奥が深い

水を差すようで申し訳なくはありますが、実際のところをお話しておくのが誠実というものでしょう。

「入門 理論実践編」で学ぶ技術は、本当にシンプルで、綺麗な法則に沿って効果を発揮してくれるものです。実際、テキストを開いて見てみれば、「なんだ、こんなことか」と思ってしまうかもしれません。何かものすごく難易度の高い「ワザ」があるわけではありません。

本当にテキストを見ただけで即座に再現できてしまうのであればラクでいいのですが、安定的に何度も再現してできるようになるまでにはそれなりの練習を必要とします。

レシピが公開されているからといって、プロの料理人の味をいきなり家で作るのは難しいのと似ているかもしれません。しかし、料理の心得のある人であれば、エッセンスを掴むのにそれほどの時間はかからないはずです。国家試験に合格し、免許を持っている鍼灸師であれば、整動鍼のエッセンスをちゃんと理解して自分のものにできます。

そのため、セミナーは丸一日の時間をかけて、皆で体を貸しあって、みっちりと練習して技術を身につけて帰っていただく、という形をとっています。

練習中、ツボのとり方を講師が伝えている様子です

「なんだか面倒くさいかも……」と思われることを承知で書いていますが、「10年黙って修行しろ」というものでもありません。鍼灸師ならば誰でもその日のうちに実践できるようになれるカリキュラムに落とし込んでいます。(実際、臨床経験の浅い学生のうちに参加される方も少なくありません)

上達の道筋は示されています。

「正確にツボをとって、正確に鍼を当てる」

という、鍼灸師ならば確実に抑えておきたい基本の技術を、改めておさらいするつもりで臨んでみてください。

2022/7/24 整動鍼 入門☆理論実践編 B日程

2022年4月26日カテゴリー:整動鍼タグ: